禁煙の秘訣は「考え方」
禁煙達成5年目を迎えた私個人の経験と秘訣をご紹介します。
禁煙に行き詰っている方の参考になれば幸いです。
喫煙当時の状況
- 喫煙歴 13年間
- 喫煙量 日当たり1.3箱
- 銘柄 マルボロ(ミディアム)
禁煙による節約金額
月当たり: 1万8千円
(計算条件) 1箱460円、1日1.3箱、月当たり30日
(タバコ単価) 2017年8月現在価格
年間: 22万円
(試算条件) 月当たり金額 × 12カ月
禁煙期間通算: 108万円
(試算条件) 年間金額 × 5年間
禁煙1年目はガムや飴で口寂しさを紛らわせたり、お菓子を食べたりしたのでその分を考慮すると節約金額が薄まる所もありますが、日々の金額は微々たるものなので節約金額計算からは割愛させて頂きました。
禁煙2年目以降は口寂しさもなくなります。
禁煙達成直後
最初の1年目〜2年目は他の人のタバコがおいしそうに見えるので注意しましょう。
私の場合は3年目から周りが喫煙していても、なんとも思わなくなりました。
4年目5年目になってくると、頭の中からタバコの事が完全に消えました。
禁煙によって日常生活のリズムが崩れたり、味覚に変化が現れて食事量が増えて太ってしまう事がありましたがこれも一過性のものですので、喫煙再開しないよう注意が必要です。
長年喫煙生活を送ってきた人ほど、タバコがない生活に完全に馴染むまで年月か必要です。
最初は途方もなく長い期間が掛かりそうに思えても、気づいてみれば あっという間にです。
今までの禁煙トライ、失敗例
最終的には禁煙出来ましたけど、達成するまでは本当に失敗の繰り返しでした。
- とりあえず体一つで我慢してみる
- ニコチネルパッチを張ってみる
- ニコレットを食べてみる
失敗の原因を改めて考える
「やめれたらいいな」程度の意識だったことです。
煙草を吸っているリスクや危機感が希薄だったし、ストレス軽減や気分転換にタバコが役立っていると思い込んでいました。
最終的に禁煙に結びついた事
- 確固たる決意をもった事
- 禁煙失敗した時のペナルティを自分に課した事
私の決意とペナルティは、(恥ずかしながら)奥様と交際し始めたとき
- 決意: 禁煙できたら妻に結婚前提でのお付き合いを申し込む
- ペナルティ: 1回でも禁煙失敗したら、交際をやめる
と決めました。これは当時の奥様には言わずに自分の中で決めていました。
奥様と付き合いだした当初、奥様はタバコNGでしたので一緒にいる時間は吸わないようにしても、食後だけは我慢できなくて一服後に妻に近づいたらタバコの匂いを辛そうにしていました。
体に悪い事をするのも嫌だし、匂いも苦手だったそうです。
四六時中喫煙している人からすると、食後だけに抑えれば匂いも気にならない程度だろうと思ったら大間違いでした。
この時に私の決意に変化が出たのだと思います。
妻と結婚したいという気持ちは強かったので「いつかは禁煙する」から「今、禁煙を達成する」に変わったタイミングでした。
禁煙すら失敗する程度であれば、いくら妻の事が好きだったとしても自分に甘い性分のせいで、不幸にしてしまうこともあるはずだから、その時は奥様とのお付き合いはやめようと。
奥様に自分の事を認めてほしかった気持ちもあったと思います。
禁煙補助剤は使わなかったのか
使いました。ニコレットを1箱だけ。
最初の1カ月は勢いで乗り切れます。でも、2〜3カ月後ぐらいにタバコ依存力が自分の中で大きくザワついてきます。「今までさんざん吸ってきたくせに、このまま辞めさせねぇよ!?」って言われてるかのように。
この時にニコレットを1箱だけ買って、本当につらい時だけ噛むようにしました。
でもこれって、初めてタバコを吸った時のように、ニコレット1粒でもグラッと来るんですよね。あぁこんなに体にダメージがあるんだな、ニコチンって、と改めて思います。
なのでニコレットでニコチン依存度が大きくなるというより、危機感を再認識できたのでニコレットに依存する事は無かったです。
最後の ”あがき” はありましたけど、結局このつらい時期も決意で乗り切る感じです。
禁煙出来てよかったこと、費用面以外
- 頭が疲れない
- 食事がきちんととれる
- 呼吸が楽(息切れしづらい)
- 体臭軽減が大きい
- (今思うと、周りの人に非常に迷惑を掛けていたと思う、特に女性)
- 仕事に集中できる
- 髪の毛と肌の油ギッシュがなくなった
- 結婚できた(妻曰く、喫煙を続けていたらお付き合いを続けていなかったそう)
まとめ
タバコをやめたときの節約金額とか体への良い影響って、喫煙者の方ならご存知ですよね。それでも辞めれないのは喫煙していると頭が勝手に「タバコって良い面もあるよね」、みたいに考えることってないですか? 私はそうでした。
喫煙の事を無意識に肯定してしまうのです。禁煙は辛いですし、依存力が非常に強力ですね。
対抗するには「何らかのペナルティを課す」、「確固たる意志を固める」事が一番という結論に至りました。これが無ければなんとなくやっても、禁煙グッズに頼っても無駄でした。
お付き合いしている方や同居している家族の事を考えてみましょう。
煙たがっている人、喫煙者特有の体臭がつらい人、タバコの灰や吸い殻・灰皿を陰ながら片づけている人はいませんでしょうか。
自分の体の為でなく、そういった人たちの為の事を思って禁煙を決意してみてください。
- 禁煙を決意したら、周りの人たちに禁煙宣言をして
- もし自分が吸っているところを見かけたら罰金を払う
- 家の中を毎日掃除する高級ディナーをご馳走する
- 旅行やグッズをプレゼントする
といったペナルティを誓約してみましょう。程度は自分の覚悟と天秤に掛ければ見えてくると思います。
覚悟を決めたら禁煙促進グッズの使用も制限を掛けましょう。グッズにそれぞれ推奨利用方法がありますので、それに則るのもいいですね。
禁煙って本当に大変ですけど成功の先には「大切な人の笑顔」と多額の費用節約があります。海外旅行に使う、マイカー・マイホームの費用にあてる、お子さんがいる方は習い事の費用にしたりと
「大切な人の笑顔」に必ず出会えるはず。